住宅の塗装工事で使用される断熱塗料の豆知識

断熱塗料は遮熱や断熱効果がある塗料であり、断熱塗料を使って住宅の塗装工事をすると、一年を通して快適に暮らすことができます。猛暑の夏は断熱効果で室内の温度上昇を抑えることができ、寒い冬は室温の低下を抑えられるため、エアコンの電気代の節約にもつながります。

断熱塗料を塗るだけで遮熱や断熱効果が得られる理由は、断熱塗料には太陽光の遠赤外線を反射させる作用があるからです。また、熱の侵入を遮断する作用もあるため、住宅が熱を帯びるのを防げます。一般的には約3℃の温度低下が見込まれ、断熱効果は15年程度にわたって持続します。断熱塗料は屋根と外壁の両方に塗ることが理想ですが、外壁に塗るだけでも十分な断熱効果が期待できます。

断熱塗料の価格は1平米あたり5000円から5500円が相場になっており、一般的な塗料と比べると値段は高くなります。しかし、塗るだけで電気代が節約できるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。また、一般的な塗料の耐用年数は5年から7年ですが、断熱塗料の耐用年数は一般的な塗料の2倍以上の約15年ですので、ランニングコストの面でも有利です。

断熱塗料の色の種類は豊富にあり、好みの色を選ぶことが可能です。ただし、色の種類によって断熱効果には違いがあり、黒色よりも白色の方が断熱効果が優れています。より高い断熱効果を得たい場合には、白系統の色を選ぶことがオススメです。

断熱塗料で住宅の塗装工事をしたい場合は、塗装業者に断熱塗料の使用を申し出ることが必要になります。塗装工事の料金は業者によって違いがあるため、事前に見積りを比較することが大切です。実際に塗装工事を体験した人の口コミや感想も業者選びの参考になります。