子宮筋腫のための手術で入院中の友達のお見舞いに行ってきました。
内臓の病気ではないので、食事制限なども一切ありませんからお見舞いにはお互いの好きなお菓子やサンドイッチなど持っていきました。
友達はすごく元気で「ずっと悩まされていた貧血とおさらばしたかと思うとすごくすっきりした」と笑っていました。
婦人科の病室は他の病室と違って不思議な明るさがありました。
幸いなことに友達と同室の人たちも年齢は様々でしたが深刻な病気ではなかったこともあるのかもしれません。
「みなさんとすっかり仲良くなっちゃって毎日女子会みたいで楽しくて」と友達は言います。
事実、たくさん持っていったお見舞いのお菓子なんかも同室の人たちもその付き添いやお見舞いの人も交えてみんなでワイワイとおしゃべりに花が咲きました。
あんまり楽しそうにおしゃべりが続くので、看護師さんが何事かと様子を見に来たくらいです。
そのうちに友人が「ちょっと不謹慎かもしれないけど、深刻な問題じゃなければこうやって入院するのも悪くないな、なんて思うのよ」と言い出しました。
考えてみると確かにそうかもしれません。
入院中は手術が終われば後は回復に努めることが第一ですから、家事をするとか家族の世話をするとかいうことはありません。
基本的に病室の中で療養していますから、気分がよければ読書をしたり手仕事をしたりといった「自分の時間」がたっぷりとあるわけです。
確かに個室ではなく大部屋入院となると同室の人との付き合いというか、同室の人に気を遣う必要もあったりしてそこが少し煩わしいかもしれません。
ただ、友人のケースのように「みんなが深刻なトラブルを抱えていない」ということだとちょっとした「お休み気分」となるのだと思います。
専業主婦の場合だって、基本的に主婦はやっぱり「年中休みがない」のです。
だから入院という本当は大変なこともありがたい休暇ということになったりするのではないかと思います。
面会時間には制限がありますから楽しくてもいつまでも居座ってはいけませんから、帰る時間になったらすぐに帰りました。
その時も不思議と「いいなあ、私もちょっとこういう機会があったらいいなあ」なんて思ったりもしたのです。
まあ何をするにつけても基本的に健康第一ですから、「入院したい」なんて本当に不謹慎な考えだと思います。
でも友人の言ったこともやっぱりわかるのです、「普通の主婦」とはいえ女性にはなかなか「自分だけの時間」は贅沢なものなのです。
頑張って外で働いてくれる夫に感謝しながらも、ちょっと家事の方法を工夫して時間の捻出をしようと決心した日でした。