先日、びっくりすることがありました。朝、玄関のドア分けると子猫がニャーニャーと鳴いていました。捨てられていたというより、そこに落ちているといった感じで、どうして生後間もない目も開いていないようなこんな小さな子猫がここに?と不思議でたまりませんでした。そのままにしておくと車にひかれてしまいそうだったので、とりあえず家に入れました。
お腹が空いているらしく、私の指に吸いついてくるので、少し温めた牛乳を一緒に含ませて飲ませました。
ラッキーなことに、猫を飼いたいと言っていた友人がいたので、すぐに電話をすると「今出張中だから、帰るまでの三日間頑張って世話をして!」と頼まれました。動物といえば、子供の頃金魚くらいしか飼ったことのない私は、この子を三日間どうしていいものか困りました。ネットで調べてみると、とにかく体が冷えないようにと書いてあったので、タオルを敷いた段ボール中に入れてやりました。ずっとニャーニャーと鳴いていましたが、夜になり少し落ち着いたのか、段ボールの中でスヤスヤと眠っていました。その可愛さといったら!本当に胸がキュンとしました。
しかし、そこからが私の戦いの始まりでもありました。まるで人間の赤ちゃんと同じように、2?3時間おきにミルクを欲しがって鳴くのです。私がうとうとするとニャーニャー。「これは相当肌に悪いなぁ」と思いながらも、この子の生きるために必死なんだなと思いがんばりました。
この子を見つけたのはちょうど土曜日で、私の仕事も休みだったこと、この子をこれから面倒みてくれる友達がいること。これってすごいですよね?この子はラッキーキャットだと思いました。
そして怒涛の三日間が終わり、猫好きの友達が引き取りに来てくれました。友達も一目でこの子を気にいってくれて安心しました。今、私の部屋にはあの子がいた段ボールがそのまま置いてあります。ほんの数日だったけど一緒にいられて嬉しかったです。そして今はちょっと胸が切ないです。