普段外に出るというと、仕事か飲み会くらいしかありません。しかし先日、久しぶりに昼間に遊びに出て来ました。仕事はデスクワークなので、昼間に日の光を浴びる機会がそんなに多くないので貴重なチャンスです。行ったのは、両国。
自宅からおよそ1時間くらいかかります。一緒に出かけた彼は、長時間の電車移動が苦手なので、少し嫌な顔をしていましたが、両国の江戸東京博物館に行くために頑張りました。レオナルド・ダ・ヴィンチの「糸巻きの聖母」を見るためです。
私はもともと絵画が好きで、勉強もしていたのでそういった美術館には何度か訪れています。特にルネッサンスが好きなので、今回はもうドンピシャですね。彼も絵画は好きなようで、スマホケースがゴッホ(ひまわりではない)だったこともあります。印象派が好きみたいなので、レオナルドはどうかな~と思ったのですが、一度見てみたいと言ってくれました。
そしていざ、江戸東京美術館につくと、手書きで「1時間待ち」という張り紙が・・・。チケットを購入する際に、隣のカウンターでは事前に了承を取っていましたが、私たちのところでは普通に「楽しんで~」と言ってそのままチケット渡されました。隣のカウンターの注意は、善意で行っていたんですね。まあ、レオナルドの特別展が終わるのも近かったですししょうがないですね。初日に見に行ったという友人が「ガラガラだった」と言っていたので、油断していました。もっと早くに行くべきでしたね。いざ入ってみると、「糸巻きの聖母」の前に列が作られていました。他の絵のところもかなり人が多かったのに、本当に多くの人が見に来ていたんですね。美術館にしてはかなりガヤガヤしていましたし。もちろん、せっかく見に来たので並びましたよ。しかし、他に見る絵もない通路に並ぶので、何もすることがないんですよ。
彼もずっと携帯ゲームしていましたからね。立ちながら度々意識が飛んでいたように思います。1時間待ちと書いていても、実際は40分くらいだろうと思っていたのですが、本当に1時間並びました。びっくりです。でも、さすがレオナルド。めちゃくちゃキレイでした。後ろに人が待っているので、ゆっくり見続けられないのが残念でしたね。まあ、それでも結構満足できたのですが、彼は「なんか、思ってたのと違った。ダ・ヴィンチ」と言っていました。残念でなりません。絵画って、思ってるより小さいものですからね。モナリザしかり。でも、せっかくレオナルドなら「岩窟の聖母」とかを最初に見たほうが感動したかもしれませんね。こればっかりはタイミングなので仕方ないんですけど。もうすぐルノワールが来るので、印象派ならもっと楽しんでくれるかもしれません。ちなみに、両国はご年配の方がたくさんいらっしゃいました。作者によって見に来る年代が分かれるのかなあと思っていたのですが、誘致する場所によるんですね!確かに、六本木のフェルメールはカップルだらけでした。新国立美術館は家族連れが多かった印象があります。
上野は、どんな人もいたので何とも言えませんが。そう考えると、両国のレオナルドの初日がガラガラだったのも、そこに集まるご年配の方が情報を早くキャッチする術がなかったからでしょうか?ニュースなどで取り上げられて、知る。知ってから、行くという感じかもしれませんね。逆に若者が集まるところは、情報を素早く得ていそうなので空いてるのがいつか読みにくそうです。大学生の頃は平日に行くことができたので、混雑とは無縁だったんですけどね。社会人となってからは、どこに行っても混んでいる印象があります。なんとか、快適なお出かけをしたいものです。