先日放送されていた「三つの月」を見ました。
岐阜の白川郷の風景が印象的なとても良いドラマでした。
私は見ていないのですが、実はこのドラマは過去に2回放送があり、このドラマは3部作の完結編でした。
三つの月はこの3部作を「一月三舟」という中国のことわざに例えて付けたものだそうです。
「同じ月でも乗っている舟が違えば全く別の月に見える」という意味だそうです。
3作とも独立していますが、それぞれ別の視点で「恋」を描いた作品になっています。
少しネタバレがありますが、ご了承ください。
このドラマは原田知世さん演じる繭、谷原章介さん演じる蒼汰の不倫の恋の物語です。
舞台は白川郷。
音大でピアノを研鑽していた繭は、今は田舎で姑の介護を続けながら小さな食堂で働いています。
そんな時、廃校で統合される新しい学校の校歌を作りに来た蒼汰。
2人はピアノがきっかけで偶然出会うことになります。
蒼汰は曲作りのスランプに陥っていましたが、繭との出会いによってこれまでの自分を立ち直させてくれる存在になりました。
繭も平凡の生活から蒼汰と出会ったことで蒼汰に惹かれるようになります。
スランプから脱出した蒼汰は素敵な校歌を書き上げ、2人は互いに思いを告げられず東京に戻る日がやってきました。
そして別れの日、繭は蒼汰のもとへ向かうことを決めるのですが・・
と言った内容です。
こういう風に恋って始まるよなぁという展開にドキドキしながら見ていました。
でもやはりそこは不倫の恋。
その狭間での2人の葛藤が見えてきてどんどんドラマに引きこまれていました。
そして最後の繭の決断にはすごく切なくなりました。
現実では不倫の恋は出来ないのでドラマの中でだけ楽しませてもらいました。
原田知世さんのピュアなイメージにぴったりのドラマでした。